ドイツの古民家事情を学びました

ドイツの古民家事情を学びました

おはようございます。まつだいカールベンクスハウスでは、2階の事務所も1階のレストランも扇風機を回しています。エアコンにスイッチが入るのは、もう少し先でしょうか。

7月8日(土)の夜、カールベンクス古民家ファンクラブ主催の勉強会を開催いたしました。「ドイツの古民家に学ぶ」というテーマで、ドイツ人の考古学博士カリーナ・イーヴェさんをゲストにお迎えし、ドイツの古民家事情についてお話いただきました。カールベンクスがドイツ語から日本語に通訳しました。

ドイツでも戦争で多くの建物が破壊されましたが、戦後すぐに法律ができて古民家を守ろうとしました。古民家保存の専門家と責任者がいること、古民家保存に補助金が出ることが後押ししているようです。古い建物を保存したり、古民家村を作ることは観光客の誘致につながり、その地域を元気にしています。また、何年に建てられた建物なのか、年号の看板がつけられています。(長岡で散歩すると古い建物はありますが、年号が書かれていることはないですね。)

古い建物を残すことは、新築を建てるより大変。「簡単ではないけど、面白い。」そう、楽しんでやりましょう!と意気投合する講師と参加者。

古民家保存にあたり、特に気をつけなくてはいけないのが、火事と断熱です。
新築にも火事はあるのですが、古民家の火事は目立ちます。建て替えることもできないので、火事には特に注意が必要です。

また古民家を直す時に、間違った断熱材を入れると、建物が傷んでしまいます。風通しをよくして、息ができるようにすることが大切です。古民家は生き物ですから。。。

ドイツの古民家も、県ごとに材料や作り方が異なります。どのように直したらいいのか、技術を紹介している博物館があります。

また職人を目指す若者が、卒業してすぐに1年間古民家保存の仕事をしながら学べる制度もあります。

古民家保存の動きも活発です。古民家の直し方が書かれたフリーペーパーも発行されています。

古民家を劇場にしたり、博物館にしたり、と利用方法は様々ですが、一番大切なのは、住むことです。家は住まないとダメになってしまいます。

ドイツと日本の古民家を取り巻く環境の違いは何でしょうか。

法律、補助金、専門家、技術の継承、市民の意識、いずれの分野でもドイツに学べる点が多くあることをカリーナさんは教えてくれました。

そういったサポートのない環境でも、20年以上古民家再生に取り組んでいるカールベンクスを活動を応援することが、古民家ファンクラブの設立目的のひとつです。

レストラン澁い SHIBUIにて

美味しいものを食べて交流を楽しむことも忘れずに。。。